2009年1月16日金曜日

Clarence White "WHITE LIGHTNIN"

かねてより予告されていた Clarence White の新譜CD "WHITE LIGHTNIN" がやっと・・・というか、ついにリリースされました。数日前に発売元の Sierra Records よりいつものようにプロモ盤が数枚送られて参りました。
 (下の写真をクリックするとほぼ原寸大のサイズでご覧いただけます)


上下の写真ともに、左側は通常版 (1CD)、右側は初回プレス500部限定版 ( 1CD + 1 mini DVD)。 但し、mini DVDについては製造元の制作ミスによる再生動作不良のため後日別送とのことで今回は同梱されていませんでした。


もうすでに入手されたかたもいらっしゃるかと思いますが、今回の WHITE LIGHTNIN の一番のハイライトは、やはり Nashville West 時代に Clarene White が参加していたもうひとつのバンド The Roustabouts のライヴ音源からの 3トラックです。これはほとんど知られていなかった幻のテープからの、Clarence White の音楽キャリアにおけるミッシング・リンクを埋める貴重な歴史的音源です。これは、ワタシの推測ですが、Clarence White のストリングベンターの一番弟子だった Bob Warford が Clarenceの Fender Reverve Ampの出力チャンネルから直接テープデッキで録音した Ampex のリール・テープがソースになっていると思われます。ダイナミックス・レンジでの入力レベル・オーバーのため音が歪んでいるところからそう推測しています。決してディストーション効果を狙ったものではないでしょう。

余談はさておいて、詳しい収録内容は上の写真をクリックして拡大するとご覧いただけます。特筆すべきは、CDのセットリストには記載されていない Hidden Track (隠しトラック) がさりげなく仕込まれているということです。これは注意して聴いていないと聞き逃してしまうかもしれませんが、興味深い音源をうまく織り込んであります。どの部分かは申しませんが、ヒントとして、1969年2月の Boston Tea Party のときに楽屋で Clarence White が腕慣らしにストリングベンターを20分間ほど弾いているときのプライベート録音がありますが、間違いなくこの音源から切り取ったストリングベンダーのリックが、このCDの随所に織り込まれています。この隠しトラックは全部あわせても数分間と短いですが、このような私的に録音されていた音源が部分的とは言えオフィシャルCDに収録されるのは、クラレンス・フリークにとってはうれしいようなちょっと複雑な気持ちです。とにかく、そのほかにも盛りたくさんのコンピレーション・アルバムです。ファン必聴 !!!


上の写真をクリックして拡大して、よ〜くご覧ください。別に宝が隠されているわけではありませんが・・・・・。

うれしはずかしながら、shameless selfpromotion ( 自己宣伝 ) で誠に恐縮ですが、写真の中ほどより下のアルバム・クレジットが記載されている箇所にご注目ください。

Special Thanks 欄に記された名前の4番目 Etsuo Eito 、まぎれもなくワタクシでございます。 (^^;    m(_ _)m